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XRPファンダメンタルズ 2026年8月23日「載っただけ 取り分は別」
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XRPLが450億ドルの表に載った。同じ報告書はトークンが負けうると書く


主要ニュース

XRPLが450億ドルの表に載った。同じ報告書はトークンが負けうると書く

今日いちばん重い材料は、資産運用会社の調査報告書である。そしてこの報告書は、レールとトークンの区別を、毎日ここで書いてきたより厳しい言い方で書いている。

VanEck の Matthew Sigel 氏と Patrick Bush 氏による “The Rise of Corporate Blockchains” である。事実関係を確認した。

同社は、機関が自ら運営する許可制の台帳(同社の言い方で corpchain)が、2030年までに年間600億ドル超の収益を生みうると見積もっている。そのうちXRP Ledger が候補として名前を出されているのが3つで、合計すると年間450億ドルになる。

分野2030年の年間収益前提同じ表に並ぶ台帳
クロスボーダー決済200億ドル1日7.5兆ドルの為替取引のうち5〜10%がオンチェーンへKinexys、Fnality、Tempo
担保・決済100億ドル2.3京ドルを処理する既存の決済系のうち約5兆ドルが移るCanton、Kinexys
証券化150億ドル3〜4兆ドルの証券化市場のうち10〜20%が移るProvenance、Canton

数字の性格を先に書く。450億ドルはXRP Ledger の取り分ではない。XRP Ledger が候補として挙げられた3つの市場の、市場そのものの大きさである。同社はXRP Ledger が勝つとは書いていない。

そして報告書の要点は、表ではなく、その後ろにある。

企業は、公開ネットワークに「プロトコル税」を払うのを避け、中核の経済性を守るために自前の台帳を作っている。

企業は、これまで公開チェーンのトークンへ流れていた決済の経済性を、自分で捕捉しつつある。

多くの公開暗号資産のプロジェクトは、corpchain があふれる世界のなかで収益を生む用途を主張できなければ、価値の大部分を失う。

XRPLというレールが使われることと、XRPというトークンが価値を捕捉することは別である。この区別を、運用会社が投資家向けの資料で書いた。しかも同社は、XRP Ledger 自身を「企業・許可制の側」に分類している。オープンで許可不要の台帳であり、XRPがネイティブ資産であるにもかかわらず、である。

Cheeky Cryptoがこの構図を正確に取り出している。

ブロックチェーンの採用が巨大に伸びながら、一部の暗号資産が保有者の期待よりはるかに小さくしか恩恵を受けない、ということが起こりうる。ブロックチェーンが成功し、機関が技術を採り入れ、何兆ドルもがオンチェーンへ移り、それでも一部のトークンは負けうる。

同じ報告書について、この日の見出しは別の形で流れていた。「XRP Ledger が JPMorgan の Kinexys を抜いて首位」「XRPがSWIFTの数兆ドルの価値を捕捉する」といったものである。表に載ったことと、表の中で勝つことは違う。報告書が最も強く書いているのは、勝敗の予想ではなく、勝ってもトークンには来ないかもしれないという構造のほうである。

なお、報告書そのものの公表日は特定できなかった。暗号資産系の媒体が取り上げたのは8月17日である。

Rippleが8.25%で2億7,500万ドルを借りた

2026年8月18日、Ripple Prime が初めての社債を発行した。一次資料と独立した複数の報道で確認した。

事項内容
金額2億7,500万ドル(当初計画から増額)
種類無担保のシニア債、私募
償還2031年
表面利率8.25%
格付KBRA が BBB。発行体格付も同じく BBB
主幹事Piper Sandler
資金使途運転資金と一般事業目的。米国での人員と技術の拡大

Ripple Prime は、2025年に12億5,000万ドルで買収した Hidden Road を改称した機関投資家向けのプライム・ブローカレッジである。同社の収益は買収後に前年比で3倍になったとされ、8月22日に扱ったDTCCの作業部会に名前があるのも、この法人である。

読み方を2つ書く。

第一に、BBB は投資適格のいちばん下の段である。投資適格の格付を得たことと、投資適格の資金調達コストで借りられることは別である。同じ期間の米国30年債の利回りが5.3%前後にあった週に、8.25%を払っている。格付は通ったが、値段は高い。

第二に、借りたのは Ripple ではなく Ripple Prime である。資金使途は米国での人員と技術で、XRPの購入ではない。前日、同社の最高経営責任者は売上を今年2倍以上にすると述べた。売上が倍になる会社が、子会社の運転資金を8.25%で調達している。どちらもレールの側の話である。

倫理条項は24日目。予測市場は24.5%で止まった

7月30日に Tillis・Gallego 両議員がホワイトハウスへ送った対案への回答は、今日も無い。24日目である。Gallego 議員は、返ってきたものが白紙か、前より弱いか、そもそも返ってこないかのいずれかだったと述べている。

予測市場は今日も24.5%で、昨日から動いていない。一昨日の28.5%から4ポイント下げた水準に、そのまま留まった。同じ市場に、票数を直接聞いている板もある。

問い確率
Clarity法案が2026年中に成立するか24.5%
上院で60票を超えるか28.5%
上院で55票を超えるか40%
上院で50票を超えるか46%

読み方を書く。過半数には46%が付いているのに、討論終結に必要な60票には28.5%しか付いていない。市場が見ているのは賛否ではなく、議事の壁である。9月15日に問われるのは法案の中身への賛否ではなく、審議を進めるかどうかである。

その9月15日について、当事者からの発言が3つ出た。

Tim Scott 上院銀行委員長は、SALT Conference で「9月にはかなり良い見込みがある」と述べ、採決を強いることの意味を、交渉を無限に続けさせないためだと説明している。同じ会議で前日にRippleの最高経営責任者が話しており、場は同じである。

Dave McCormick 上院議員は「委員会は超党派で可決した。いま本会議へ持っていって投票すべきである」と述べた(Crypto Sensei)。

Brian Armstrong 氏は、ホワイトハウスの会合の場で9月15日を名指しした(The Bull Winkle Blue Print)。同氏はG20諸国の大半が既に暗号資産取引の枠組みを持っており、世界最大の金融市場を持つ米国が例外になっていると述べている。

そして今日、反対側の主張が本人の言葉で出た。Stephen Lynch 下院議員が、8月21日のCNBCで述べたものである(Crypto Sensei)。

通過させうる修正はあると思うが、それは法案への重大な変更であり、これまで実現していない。暗号資産が得られる手数料のようなものは、伝統的な銀行業を傷つけると思う。伝統的な銀行制度から資金を引き出すことになる。それはドルをある程度損なうだろう。

この主張は、8月21日に扱った第404条の争いと同じ場所を指している。銀行側が動かしていないと認めた文言と、預金の流出への懸念は、同じ論点の表と裏である。反対の理由が倫理条項だけではないことが、今日、下院側の発言者の口から出た。

同氏の主張の当否は判定しない。ただし、GENIUS法の成立後に預金が減ったかどうかは検証できる範囲の問いであり、そこが今後の争点になる。

上げの理由は、9月9日に始まる財務省の買い戻しである

今週の相場について、材料の外側の説明が出た。Caitlyn Long 氏の発言をCrypto Senseiが引いている。

マクロの理由があった。暗号資産だけではない。基本的には米財務省が、一種のイールドカーブ・コントロールをやった。長期の買い戻しを倍以上にすると発表したのである。

一次資料で確認した。

  • 2026年8月19日、米財務省が長期の名目クーポン債について、流動性支援の買い戻しの上限を1回あたり20億ドルから40億ドル以上へ引き上げると発表した
  • 対象は10年から30年の年限で、10〜20年と20〜30年の区分にあたる
  • 実施は2026年9月9日からで、11月4日まで続く
  • 30年債の利回りは7月20日の約5.09%から8月18日に約5.33%へ上がっており、発表後に9ベーシスポイント下げて5.196%になった

そのうえで、暗号資産の側で起きたことを確認した。8月19日の空売りの強制決済は、Bloombergの集計で過去最大の27億ドルである。CoinDeskは翌20日にビットコインが7万1,000ドルを回復した時点で約30億ドルとしている。

順番はこうなる。財務省が長期債の買い戻しを倍にすると発表し、長期金利が下がり、ドルが弱くなり、リスク資産が買われ、その動きが暗号資産のデリバティブで空売りの決済を連鎖させた。XRPは7日で49.4%上げている。

そして見落としやすいのは実施日である。買い戻しの初回は9月9日で、まだ1回も行われていない。今週動いたのは、発表そのものへの値付けである。同じ週にホワイトハウスの会合とCFTCの初会合があったが、この上げの主因はXRPの外にあり、暗号資産の外にもある。

Bloombergは20日の記事で、この上げを「本物の買い手を探している踏み上げ」と評している。

機関投資家・パートナーシップ

Evernorthの取得単価は2.54ドル。今日の価格は41%下にある

機関投資家の買いを今日いちばん具体的に測れるのが、この数字である。

一次資料で確認した。Evernorth が保有・約定済みとして開示しているXRPは 4億7,327万6,430枚で、取得は2025年10月20日から11月4日の2回に分かれている。平均取得単価は2.54ドルである。

今日の1.49ドルは、そこから41%下にある。含み損は約4億9,700万ドルにあたる。同社は2025年度のSPACの届出で2億3,370万ドルの減損を計上し、XRPが1.10ドルを付けた2月6日には含み損が6億4,200万ドルまで拡がっていた。

背景も置いておく。SBIホールディングスがこの枠組みに2億ドルを出資しており、同社は別途Rippleの株式を約9%持っている。8月20日に扱ったとおり、Evernorth は上場の条件をXRPの下落に合わせて書き換えている。

Stock Moeが、自分の材料に対して置いた一行が正確である。

確信は、正しいことと同じではない。

「機関が積み上げている」という説明と、「積み上げた機関が41%下にいる」という事実は、両立する。買った量は、買った価格を教えない。

13Fの一覧には、値付け業者と配分者が混ざっている

四半期の届出が出そろい、名前の一覧が拡散している。集計元で確認した。

機関内容
Goldman Sachs8,650万ドル。5本の商品にわたる。開示された保有としては最大
Wells FargoBitwise のXRP ETFに約918万ドル。8月14日の届出で、139万ドルと779万ドルの2行に分かれている
Jane StreetBitwise のXRP ETFを120万株超。3か月前は2万605株だった
CitadelCanary のXRP ETFのコールオプション。プットは全額手仕舞い済み

区別が要る。Jane Street は指定参加者であり値付け業者である。同社の120万株は、確信ではなく在庫にあたる。Citadel が持っているのは株式ではなくオプションで、これも方向を示すとは限らない。13Fは建玉を数える書式であって、確信を数える書式ではない。

Goldman Sachs について今日流れた「2,500万ドル」という数字は、集計元と合わない(Ripple Bull Winkle)。同社の第2四半期の開示は8,650万ドルで、内訳は Bitwise 2,576万、Franklin 2,541万、Canary 1,949万、21Shares 821万、Grayscale 766万である。8月22日に書いた数字から変わっていない。

「Rippleには強気だがXRPには強気でない」という言い方が出た

Ripple Bull Winkleが反論の対象として流したものである。反論の側ではなく、対象の側に今日の意味がある。

XRPは持っていない。大きな規模で持ったこともない。会社としてのRippleのほうに、コインよりずっと強気だからだ。同じものではないと思う。Brad Garlinghouse や David Schwartz の受託者責任は株主価値に向いていて、必ずしもコインには向いていない。

同氏はさらに、RLUSDとXRP Ledger を同社の直近2年で最良の判断としつつ、それによってEthereumやSolanaと競合することになり、取り分は小さくなると述べている。そして銀行の採用だけを根拠にするなら、XRPはとうに5ドルか10ドルになっていたはずだ、とも述べた。

この整理は、毎日引いている線と同じ場所に引かれている。違うのは向きだけである。レールが使われることとトークンが価値を捕捉することが別だという前提は共有されていて、そこから会社の株を選ぶか、トークンを選ぶかが分かれている。

Ripple Bull Winkleは「Rippleは大量に保有しているのだから最大の強気筋である」と反論した。保有量が多いことは、価格が上がってほしいことの証明にはなるが、上がることの証明にはならない。

同じ回で、同氏はもう一つ、自分で問いを立てている。前日に扱った16兆ドルと0.1%についてである。

自社で16兆ドルを触っている会社が、なぜそのどれもXRP Ledger を通していないのか。米国でやるのに規制は要らないはずだ。なぜまだ起きていないのか。

問いの立て方は正しい。答えは今日も出ていない。

主権財産基金には、XRPを買う経路が今のところ無い

昨日、Vance 副大統領がXRPについて答えていないことを書いた。今日、その先の法的な条件が整理された(Crypto Sensei)。一次資料で確認した。

  • 2025年2月の大統領令は、主権財産基金を創設も出資もしていない。財務省と商務省に、資金調達・投資・構造・統治・立法の要否を含む計画を出すよう指示しただけである。実施は既存法に従い、歳出の承認に服する
  • 2025年3月の暗号資産に関する大統領令が作ったのは、没収済みのビットコインを対象とする戦略的ビットコイン準備と、既に刑事・民事で最終的に没収されたビットコイン以外の資産からなる米国デジタル資産備蓄である
  • 同大統領令は、備蓄について没収以外の方法では追加取得すべきでないと定めている

つまり現行の枠組みでは、政府がXRPを取得する経路は没収に限られる。恒久的な基金が資産を買うには議会の授権と歳出が要る。大統領が単独でできるのは、省庁横断の計画づくりと、既に政府が保有する資産の管理体制の整備と、議会への要求の送付までである。

同氏は寄贈という抜け道も検討したが、そこも8月22日と同じ結論に着いている。無償で受け取る法的権限が別に要る。

技術・XRPL

XLS-65は14/35、XLS-66は13/35。今日は1件も動かなかった

一次データで全件を取った。

修正案賛成バリデータ割合前日差
fixCleanup3_3_022 / 3563%±0
BatchV1_116 / 3546%±0
SingleAssetVault(XLS-65)14 / 3540%±0
LendingProtocol(XLS-66)13 / 3537%±0
fixXChainRewardRounding12 / 3534%±0
Batch(XLS-56)12 / 3534%±0
fixBatchInnerSigs10 / 3529%±0
PermissionDelegationV1_1(XLS-75)7 / 3520%±0
DynamicMPT(XLS-94)5 / 3514%±0
ConfidentialTransfer(XLS-96)5 / 3514%±0
XChainBridge(XLS-38)4 / 3511%±0
Sponsor(XLS-68)4 / 3511%±0
PermissionDelegation(XLS-75)1 / 353%±0

有効化には28票を14日間連続で維持する必要がある。今日は、審議中の全件で1票も動いていない。この形で表を出している8月20日以降で、全行が±0になったのは今日が初めてである。

8月20日に発表された融資事業が使う XLS-65 と XLS-66 は、13日連続の据え置きになった。Ripple、Cicada Partners、Clearpool の3社による機関投資家向けの信用市場は、この2件の有効化を前提に設計されている。発表から3日が経ち、票は1つも入っていない。

XLS-65/XLS-66に触れた動画は、今日も16本のうち1本も無かった。10日連続でゼロである。

総供給は999億8,562万枚。この24時間の焼却は437枚だった

検証済み台帳106487500番(協定世界時8月23日10時29分)で、総供給は 99,985,625,226 XRP だった。当初の1,000億から約1,437万枚が焼却された計算になる。

昨日の同じ確認は台帳106465751番だった。差は437枚で、そのあいだに閉じた台帳は約21,749である。昨日の619枚から減った。

今日の価格を掛けると、この24時間で焼かれた手数料は約651ドルにあたる。手数料は極小に設計されているので、これは需要にならない。

XRPLのDEX出来高は、8月21日から先が埋まっていない

観測点1として追ってきたのは、許可制DEXの実ボリュームと auto-bridging である。系列を取り直した。

日付XRPLのDEX出来高
8月17日280万9,682ドル
8月18日206万3,651ドル
8月19日1,515万4,301ドル
8月20日2,582万8,666ドル
8月21日3,982万9,083ドル
8月22日5万7,071ドル
8月23日5万2,488ドル

8月21日までは昨日と同じ値で確定している。8月22日以降の2日は、採らない。価格が1.35ドルから1.69ドルのあいだで動き、現物とデリバティブで129億ドルが動いた日に、DEXが5万7,000ドルというのは整合しない。集計側が追いついていないと見るのが自然で、同じ系列は8月19日と8月20日にも同種の欠測を出し、後から正しい値に埋まっている。

つまり完全な最終日は8月21日のままで、今日は新しい日が1日も増えていない。auto-bridging の割合の新しい測定も出ていない。直近の測定は8月21日の72時間で0.16%、金額にして約9,300ドルである。判定の仕方は変えない。

TVLは4,419万ドルで、昨日から微増である。ドル建ての評価額なので、価格が上がれば同じ量でも増える。

市場・オンチェーン

1.49ドル。価格は保ったが、出来高は半分以下に落ちた

  • XRPは約1.49ドルである。時価総額は約937億ドルで、順位は4位を保っている
  • 24時間のレンジは1.43ドルから1.53ドルで、24時間で3.7%高、7日間で49.4%高、30日間で34.8%高である
  • 24時間の出来高は約61億8,000万ドルで、昨日の約129億ドルから半分以下に落ちた
  • 2025年7月17日の最高値3.65ドルから、なお約59%下にある

今日の材料で見落としやすいのは、価格ではなく出来高である。価格は1.49ドルで昨日とほぼ同じだが、その値段を付けるのに動いた金額は半分以下になっている。24時間のレンジも、昨日の0.34ドル幅から0.10ドル幅へ縮んだ。

踏み上げは、空売りの建玉が尽きるか、新しい売り手が出るかで終わる。出来高が落ちて値幅が縮むのは、前者に近い形である。上げが終わったかどうかは判定しない。ただし、7日で49%上げた燃料と、今日の出来高は別のものである。

ETFの平均取得単価まで、あと1.9%である

集計元で確認した。

  • 2026年8月21日の純流入は1,838万ドルである。Bitwise が1,689万ドルで全体の92%、Franklin Templeton が14万9,240ドルで、この2本だけが流入超だった
  • 累計の純流入は約15億5,200万ドル、純資産は約13億2,800万ドルである
  • 8月18日時点では、7本のファンドで9億9,470万枚、累計の純流入が約15億1,000万ドル、純資産が約9億9,300万ドルだった

平均の取得単価を出す。8月18日の確定値で15億1,000万ドルを9億9,470万枚で割ると、約1.518ドルである。今日の1.49ドルは、その1.9%下にある。一昨日は9%下、昨日は2.4%下だった。3日で縮み続けている。

同じ数字を別の向きから見ると、こうなる。8月18日時点で、15億1,000万ドルの資金が、9億9,300万ドルの資産になっていた。3分の1が、価格の下落で消えていた計算になる。今週の上げは、その差を1.9%まで詰めた。詰めただけで、まだ超えてはいない。

今日流れた数字のうち、集計元と合わないものが3つある。「8月21日の純流入は2,776万ドル」(Crypto Sensei)と「同1,324万ドル」(Stock Moe)は、どちらも確認できた1,838万ドルと一致しない。「ETFの保有が10億枚を超えた」も、確定しているのは8月18日の9億9,470万枚である。その後の流入から逆算すれば超える計算にはなるが、集計元の値には届かなかった。

「クジラの280%」を、活動と新規参加に分けると

Cheeky Cryptoが、今週ずっと拡散していた数字を分解した。今日の材料で、いちばん有用な整理である。

元の数字はこうである。100万ドル超の送金が24時間で約280%増え、9.9件から38件超になった。100万XRP以上を持つ財布は3か月で2,006から2,038へ増えた。1,000万から1億XRPを持つ層は、2026年に12億3,000万XRPを積み増した。8月14日にXRPLの日次アクティブアドレスが4万9,929で2か月ぶりの高水準になった。

同氏が足したのが、この一組である。

指標7月8月
日次アクティブアドレス(平均)約2万6,400約3万5,700
日次の新規アドレス約2,270約2,260

活動は3分の1増えている。新規参加は、増えていない。

活動の増加は、何万人もの新しい人が急にXRPを見つけたことで起きたのではない。大部分は、既に接続している人と組織が、より多く動いたことによる。

同氏はさらに、送金の性格そのものにも限定を置いている。

100万ドルのブロックチェーン送金は、100万ドルの購入と同じではない。クジラが財布から財布へ移せば大口の送金になる。取引所が資産を動かせばそうなる。保管業者が資金を整理してもそうなる。誰かが売ってもそうなる。

読み方を書く。この分解は、上げの理由の側とも噛み合う。今週の上げは新しい参加者が入って起きたのではなく、既にいた参加者の建玉が強制的に決済されて起きた。オンチェーンの側でも、動いていたのは既にいた住所である。

なお、今日の別の動画で「クジラが96時間で3億ドル超を買った」(Digital Outlook)、「大口が1日で1億9,000万XRPを吸収した」(Stock Moe)とされた数字は、いずれも集計元に届かなかった。送金と購入を分ける整理は、そのままこれらにも当たる。

RLUSDは20億7,758万ドル。XRPL側は10億ドルまであと764万ドル

観測点2として追っているのは、RLUSD以外の通貨建てステーブルコインの厚みである。今日もRLUSD自身の分布を記録する。

一次データで取った。

日付XRPL上のRLUSDEthereum上のRLUSD
8月21日9億3,536万ドル9億5,309万ドル
8月22日9億8,836万ドル10億8,500万ドル
8月23日9億9,236万ドル10億8,522万ドル

合計は20億7,758万ドルである。この24時間の増加は、XRPL上が400万ドル、Ethereum上が22万ドルだった。昨日はEthereum側が1億3,190万ドル増えた日だったので、向きは入れ替わっている。

それでも順序は変わっていない。10億ドルに先に届いたのは Ethereum 側で、XRPL側は今日も764万ドル届いていない。Rippleが自ら発行するステーブルコインが、自社の台帳ではないほうで先に節目を越えた事実は、1日では動かない。

そして観測点2が数えているのは、これではない。RLUSDはRipple自身のステーブルコインである。EURCV(Société Générale)は今日もXRPL上に存在し、取引されていない。

ネットワークと価格

  • 総供給は999億8,562万枚で、この24時間の焼却は437枚、金額にして約651ドルである
  • XRPL上のTVLは4,419万ドルで、昨日から微増。価格が上がった分を含む
  • XRPLのDEX出来高は8月21日の3,982万ドルが最終の確定値。8月22日以降は集計が追いついていない
  • 24時間で3.7%高、7日間で49.4%高、最高値からは約59%下
  • 24時間の出来高は約61億8,000万ドルで、昨日の約129億ドルから半分以下に落ちた

総評

昨日は、Rippleの売上が今年2倍を超えると当事者が述べた日だった。今日は、資産運用会社が同じ区別を投資家向けの資料に書いた日である。レールが勝っても、トークンには来ないかもしれない。VanEck はそれを、勝敗の予想としてではなく、企業が自前の台帳を作る動機として説明している。

立法の側から書く。

  1. 倫理条項は24日目である。7月30日の対案への回答は今日も無く、Gallego 議員は返答が白紙か、前より弱いか、返ってこないかのいずれかだったと述べている。予測市場は24.5%で、昨日から動かなかった。一昨日の28.5%から4ポイント下げた水準に、そのまま留まっている。

  2. 同じ市場の別の板が、争点の在処を示している。上院で過半数を超えるかには46%が付き、討論終結に必要な60票を超えるかには28.5%しか付いていない。市場が見ているのは賛否ではなく議事の壁である。9月15日に問われるのは中身への賛否ではなく、審議を進めるかどうかである。

  3. 当事者は9月に向けて揃った発言をしている。Tim Scott 上院銀行委員長は SALT Conference で「9月にはかなり良い見込みがある」と述べ、Dave McCormick 上院議員は本会議での採決を求め、Brian Armstrong 氏はホワイトハウスの会合の場で9月15日を名指しした。

  4. そして反対側の主張が、下院側の発言者の口から出た。Stephen Lynch 下院議員が8月21日に「暗号資産が得られる手数料のようなものは、伝統的な銀行業を傷つける」「伝統的な銀行制度から資金を引き出すことになる」と述べている。8月21日に扱った第404条の争いと、預金の流出への懸念は同じ論点の表と裏である。反対の理由が倫理条項だけではないことが、今日はっきりした。

トークンの問いについては、今日は4つ並んだ。

  1. VanEck の報告書が、XRP Ledger をクロスボーダー決済(200億ドル)、担保・決済(100億ドル)、証券化(150億ドル)の3つの表に載せた。合計450億ドルは市場の大きさであって、XRP Ledger の取り分ではない。同じ報告書が、企業は「プロトコル税」を避けて自前の台帳を作っており、これまで公開チェーンのトークンへ流れていた決済の経済性を自分で捕捉しつつある、と書いている。

    結論の一文はこうである。「多くの公開暗号資産のプロジェクトは、corpchain があふれる世界のなかで収益を生む用途を主張できなければ、価値の大部分を失う。」しかも同社はXRP Ledger 自身を、オープンで許可不要であるにもかかわらず「企業・許可制の側」に分類している。

  2. XLS-65 は14/35、XLS-66 は13/35で、13日連続の据え置きである。そして今日は、審議中の全件で1票も動いていない。8月20日以降で、全行が前日差±0になったのは初めてである。8月20日に発表された機関投資家向けの信用市場は、この2件の有効化を前提に設計されている。製品の発表は、投票を1票も動かさない。

  3. Ripple Prime が8月18日に2億7,500万ドルの無担保シニア債を発行した。表面利率は8.25%、格付は KBRA の BBB で、投資適格のいちばん下の段である。同じ週の米国30年債は5.3%前後だった。格付は通ったが、値段は高い。資金使途は米国での人員と技術であり、XRPの購入ではない。

  4. 「Rippleには強気だがXRPには強気でない」という言い方が、反論の対象として今日の材料に入った。受託者責任は株主価値に向いていてコインには向いていない、という理屈である。毎日引いている線と同じ場所に引かれていて、違うのは向きだけである。同じ回で「16兆ドルを触っている会社が、なぜそのどれもXRP Ledger を通していないのか」という問いも立てられた。答えは今日も出ていない。

市場の側は、こうである。XRPは約1.49ドル、時価総額は約937億ドルで順位は4位、7日間で49.4%高である。見落としやすいのは価格ではなく出来高で、24時間の出来高は約61億8,000万ドルと昨日の129億ドルから半分以下に落ち、値幅も0.34ドルから0.10ドルへ縮んだ。

そして今週の上げの主因は、XRPの外にあり、暗号資産の外にもある。8月19日に米財務省が長期債の買い戻しを1回20億ドルから40億ドル以上へ引き上げると発表し、長期金利が下がり、リスク資産が買われ、暗号資産のデリバティブで空売りの決済が連鎖した。同日の空売りの強制決済はBloombergの集計で過去最大の27億ドルである。買い戻しの初回は9月9日で、まだ1回も行われていない。値段が付いたのは発表であって、実施ではない。

オンチェーンの側でも、同じ形が出ている。8月の日次アクティブアドレスは平均3万5,700で7月の2万6,400から3分の1増えたが、日次の新規アドレスは約2,260で7月の約2,270からほぼ動いていない。増えたのは活動であって、参加者ではない。100万ドル超の送金が280%増えたことも、購入を意味しない。

そして機関の側で最も具体的な数字がこれである。Evernorth が保有・約定済みとして開示している4億7,327万XRPの平均取得単価は2.54ドルで、今日の1.49ドルはそこから41%下にある。含み損は約4億9,700万ドルである。ETFの側でも、8月18日時点で15億1,000万ドルの資金が9億9,300万ドルの資産になっていた。今週の上げは、平均取得単価との差を1.9%まで詰めた。詰めただけで、まだ超えてはいない。

情報ソース

  1. [Crypto Sensei] ‘XRP’ RESET INCOMING???! (XRP GOD CANDLE?!) — https://www.youtube.com/watch?v=o5gnzgOACLE
  2. [Crypto Sensei] BIG BREAKING NEWS!!!: CLARITY ACT WILL BECOME LAW!!! (XRP) — https://www.youtube.com/watch?v=4aEVXybFjBs
  3. [Crypto Sensei] OMG VICE PRESIDENT JUST CONFIRMED XRP IS IN!!! (SOVEREIGN WEALTH FUND) — https://www.youtube.com/watch?v=9pR9nkCa54E
  4. [Crypto Sensei] 🚨RIPPLE IS SOLVING THE BIGGEST PROBLEM!!! #XRP — https://www.youtube.com/watch?v=QqjwTw5V5MQ
  5. [Crypto Sensei] GLOBAL RESET INCOMING!!! XRP IS THE BRIDGE!!! — https://www.youtube.com/watch?v=9NYvUWiyKww
  6. [Ripple Bull Winkle] I JUST TOLD YOU XRP!!!! BREAK-OUT INCOMING?!?! (4 DIGIT XRP???) — https://www.youtube.com/watch?v=oJyyRS-li_Y
  7. [Ripple Bull Winkle] NEW URGENT BRAD INTERVIEW!!! XRP $16 TRILLION DUMP CONFIRMED!? ($2500) — https://www.youtube.com/watch?v=XHoHyJrmWfg
  8. [Ripple Bull Winkle] BREAKING NEWS!!!!! XRP GOD CANDLE INCOMING?!?!? (BRAD GARLINGHOUSE) — https://www.youtube.com/watch?v=ElJsNcW1q94
  9. [Ripple Bull Winkle] 🚨THE MARKET IS RIGGED #XRP!!! — https://www.youtube.com/watch?v=ItD2ulBlxzU
  10. [Digital Outlook] XRP Major Exchange Calls For Another Monster Move NEXT WEEK!💥 — https://www.youtube.com/watch?v=gXsAMQu7Y_I
  11. [The Bull Winkle Blue Print] BREAKING: XRP SHORT SQUEEZE IS HAPPENING 🚨 Watch This BEFORE SUNDAY‼️ — https://www.youtube.com/watch?v=tzKqN7XUYhY
  12. [The Bull Winkle Blue Print] BREAKING! DID YOU HEAR WHAT WAS SAID!! ITS HAPPENING! — https://www.youtube.com/watch?v=R-OPrtCLMZA
  13. [Cheeky Crypto] XRP has a $45B opportunity… but there’s a catch — https://www.youtube.com/watch?v=LrOzglYpm_s
  14. [Cheeky Crypto] XRP Whales Know Something — https://www.youtube.com/watch?v=2fXurQep_7o
  15. [Stock Moe] XRP 🚨 Short SQUEEZE ‼️ WHO IS HOLDING?! Know This Now! — https://www.youtube.com/watch?v=ZR3LAzvDDHY
  16. [The Crypto Republic] XRP The REAL ‘Conspiracy’ They Don’t Want You To Know! 🚨 — https://www.youtube.com/watch?v=RZj1bVwJB3w

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