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XRPファンダメンタルズ 2026年8月22日「会社は伸びた 値は沈む」
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Rippleの売上は今年2倍を超える。XRPは最高値の6割下にある


主要ニュース

Rippleの売上は今年2倍を超える。XRPは最高値の6割下にある

今日いちばん重い材料は、Rippleの最高経営責任者が公開の場で述べた2つの数字である。レールとトークンの距離を、当事者の言葉で測れる。

Brad Garlinghouse 氏が Salt Conference の壇上で CNBC のインタビューに答えた(Crypto Sensei)。

Rippleは記録的な年になる。前年比で売上を2倍以上にする。 業界全体に追い風があるなかでそうしたかったし、そのほうがもっと良い年になったとは思う。だが、インフラの側、機関投資家の側にこそ本質があると気づく人が増えている。

同じインタビューで、時間軸についても述べている。

Rippleは伝統的な金融と分散型金融のあいだの橋に、ずっと焦点を当ててきた。初期にはそれが否定的に見られていた。(中略)世界のすべてがオンチェーンに移るのでない限り、伝統的な金融インフラはどこかの時点で重要であり続ける。そしてその移行は、私が生きているより長くかかると思う。

事実関係を確認した。同じ時期のXRPは、2025年7月17日の最高値3.65ドルから約59%下にある。第2四半期にはXRPLのステーブルコイン供給が195.4%増え、同じ四半期に価格は約20%下がった。会社の売上が倍になる年と、トークンが最高値の6割下にある年が、同じ年である。

Garlinghouse 氏は法的な位置づけについても、区別を自分で引いている。

連邦判事に「XRPそれ自体は証券ではない」という一文を書かせた。それはXRPにとっての明確さである。 しかし業界が米国で成功するには、業界全体に明確さが要る。

この一文は、追ってきた区別と同じ形をしている。Rippleが持つ75の免許も、勝訴した判決も、XRPというトークンが価値を捕捉することの答えにはなっていない。XRPLというレールが使われることと、XRPというトークンが価値を捕捉することは別である。

倫理条項については、業界側の立場を明確にした。

正直に言えば、Clarity法案の倫理は、株式の売買を含めて議会がもっと広く扱うべき問題である。(中略)完璧を善の敵にしてはいけない。 1月に勢いを持って動いていた法案は、良いものだったと思う。いまも実質的には変わっていない。

Citi についての発言も記録しておく。同氏は Citi を「Swiftネットワーク上で最大か2番目のコルレス銀行であり、現状維持に強い既得権を持つ」と述べ、同業務の粗利益を約50億ドルとした。8月19日に扱ったCitiの暗号資産保管への参入について、競合側からの評価にあたる。

CFTCの初会合にRippleが座った。中心は予測市場だった

昨日、CFTCの Michael Selig 委員長が「法案があろうとなかろうと、我々はそれをやる」と述べたことを書いた。今日、その会合の中身が映像で出た。

2026年8月20日13時から16時、ワシントンで開かれたイノベーション諮問委員会の初会合である。事実関係を確認した。

Garlinghouse 氏がRippleの経験を述べている(Paul Barron)。

Rippleは、SECとの4年間の戦いのあいだに、外部の法律顧問に1億5,000万ドルを費やした。他の企業は屈服させられた。

あの4年間、Rippleの採用の80%が米国外だった。

一次資料で確認できた。ロンドンが同社で2番目に大きい拠点になったのは、この時期の規制環境への対応である。Uniswap 創業者の Hayden Adams 氏も、同社と従業員が銀行口座を失い、4年間の調査の末にSECからWells通知を受けたと述べている。

そのうえで、記録に残った3時間の中心は、暗号資産の市場構造ではなかった。予測市場の自己認証をめぐる争いである。

CME Group の会長兼CEOである Terrence Duffy 氏が、2025年1月以降に自己認証された約2,500件のイベント契約について、規制当局がひとつも異議を申し立てていないと述べた。同氏はそのうちの複数が中核原則3、つまり「操作されやすくないこと」に違反していると主張している。

私は少し懸念しているし、大いに懸念してもいる。操作されやすい商品である。疑いようがない。それが真実でないと思うなら、ニュースを見ていないということだ。

Kalshi の共同創業者である Luana Lopes Lara 氏との応酬になった。同氏が「CMEには市場操作の問題が一度も無かったのか」と問い、Duffy 氏が自社の規制部門はKalshi全社より人数が多いと答えたところで、こうなっている。

それなら、効率について少し学んだほうがいい。

それなら、信用できる市場について学んだほうがいい。

Duffy 氏はさらに、Hyperliquid と Xtrade.xyz の無期限先物が米国の市場に影響しているとして、委員会に「参加者のVPNをどう取り締まっているのか」と問うている。

Kraken の最高経営責任者は、別の向きから答えた。

DTCCと緊密に協力してきた。10月に Besu と Canton の上で立ち上がる方向へ進んでいる。だが、新しい規制環境は必要ない。 いま進化させるべきものは何も見当たらない。無期限先物だからといって100倍のレバレッジが要るわけではないし、自動的な建玉削減が要るわけでもない。あれはオフショアの platform で採り入れられた仕様である。

DTCCの Frank La Salla 最高経営責任者は、委員長に助言を1つだけ残した。

助言を1つ残せるとしたら、これである。招集を続けてください。ただし、こういう大きな集まりでなく。

評価を書く。迂回路の最初の実務が、市場構造の規則ではなく予測市場の自己認証だったことは、記録しておく価値がある。Selig 委員長が昨日示した順位は、この会合でも変わっていない。規則で作れる範囲と、法律で作れる範囲は同じではない。

なおPaul Barronは、この会合の委員長を Behnam 氏として繰り返し扱っている。「妨害によって停滞し続けるなら、CFTCは既存の権限を用いる」と述べたのは、現委員長の Michael Selig 氏である。

倫理条項は23日目。予測市場は24.5%へ下がった

ホワイトハウスの会合の当日、別の会合が同じ建物の外で開かれていたことが分かった。

Eleanor Terrett 記者の報道である(Crypto Sensei)。少人数の暗号資産の経営者が、大統領の発言に先立って Howard Lutnick 商務長官と会っている。出席したのは Brian Armstrong 氏、Chris Dixon 氏、Brad Garlinghouse 氏、Arjun Sethi 氏の4名で、4氏とも同じ日の公開の会合にも出ている(Crypto Sensei)。話題はClarity法案が米国の雇用と経済成長にもたらすものと、通過を阻んでいる残りの障害だった。倫理条項とホワイトハウスが、そこに名指しで入っている。

7月30日に Tillis・Gallego 両議員がホワイトハウスへ送った対案への回答は、今日も無い。23日目である。会合が開かれ、議題に入ったことが確認された日にも、回答は出ていない。

予測市場は今日24.5%である。昨日の28.5%から4ポイント下がった。8月を通じて張り付いていた19%前後の帯からはまだ離れているが、上げは2日で止まった。同じ期間にXRPは7日で48.5%上げている。価格と確率が、今日は逆を向いた。

Warren Davidson 下院議員が、法案の見通しを述べている(Paul Barron)。

Thune 院内総務が9月15日の採決を予定に入れたことは、励みになる兆候である。上院に記録採決を約束させるのは、あらゆる論点で難しかった。(中略)選挙へ向かう最終盤で、両党ともこれについては良い側にいたい、少なくともそう見られたいと考えているように見える。歴史的に、これは共和党をまとめ、民主党を割る論点である。

同氏は上院を通った後の下院についても答えている。

上院の版は、正直に言えば悪くなり続けている。 何をすれば最終的に通せるのか分からない。ただ、上院が何をしようと、下院ではほぼ間違いなく可決に足る票が集まると思う。上院にこそ票の問題があると、みんな知っているからだ。

そして、規則では足りない理由も自分の言葉で置いた。

大きな点はこうである。仮に Gary Gensler がSECに再任されたとして、それでも安心できるかどうか。これは証券ではないと明確にする法律が要る。 彼が気に入ろうと気に入るまいと。だから Clarity法案だけは通さなければならない。行政命令やSECの規則制定だけでは済まない。

Davidson 氏は、この法案の原型が自身の2018年の Token Taxonomy Act であり、当初は超党派だったが両党とも動かなかったと述べている。同氏はまた、法案がCFTCの権限を大きく拡張し、証券かどうかの線引きに必要だった範囲を超えて膨らんだとも述べた。300ページから600ページへの増加を、業界側は民主党の要求として説明しているが、当事者の1人はそれを「票を集めるのに必要な代価」として説明している。

Vance副大統領は、XRPについて答えていない

Newsmax の Carl Higbie Frontline に、2026年8月20日、Vance 副大統領が出演した。米国の債務が40兆ドルを超えた数時間後である。

事実関係を確認した。司会者は、ビットコインやXRPを含む暗号資産の準備が債務の相殺に使えるかと問うている。同副大統領の答えに、暗号資産は1つも出てこない。

大統領が話してきたことが2つある。まず政府系ファンドである。ご存じのとおり、株式市場は債券市場よりずっと良い成績を出してきた。(中略)もう1つは、財務長官の Scott Bessent が、経済が債務より速く成長する地点まで米国を持っていく、非常に慎重な計画を持っていることである。

司会者が挙げた「今後10年で19兆ドルの海外投資」という数字については、Crypto Senseiが自分で訂正している。「19兆ドルは入ってきていない。実際に始まったのは数千億ドル程度だ。」

同じ回で、同氏はRippleが米国政府にXRPを寄贈する可能性を検討した。Lutnick 長官が説明した「無償の業者」(gratis vendor)という仕組みを使う筋である。そして自分で上限を書いた。

理論上は可能である。ただし米国政府がそれを受け取る合法かつ授権された経路を持つ場合に限る。この言い回しだけでは、政府がXRPを保管する法的権限は生まれない。Rippleがそうした寄贈を提案したという証拠にもならない。

材料を出した本人が上限を書く例は、これで12日連続になった。今日は5件ある。The Crypto RepublicがDTCCの主張を、Cheeky Cryptoが出来高と流入の混同を、Ripple Bull Winkleが韓国の提携でXRPが使われている証拠は無いと、Stock Moeが「踏み上げは予測ではなく設定である」と、それぞれ自分で書いている。

機関投資家・パートナーシップ

Visaの募集要項には、Open USDへの対応が入っている

2026年8月18日、VisaがステーブルコインのRFP(提案依頼)を出した。CoinDeskが文書を確認している。Mastercard による BVNK の買収で空いた席を埋めるためである。

事実関係を確認した。

  • Mastercard は2026年3月17日に BVNK の買収で合意し、2026年8月3日に完了した。金額は最大18億ドルで、うち3億ドルは条件付きの支払である
  • BVNK が扱う年間の決済額は約300億ドル、対応通貨は150超、対象は200の国と地域である
  • Visaが求めているのは、複数のステーブルコインを扱って交換でき、決済サービスを提供できる事業者である
  • 特に評価されるのは、米国・カナダ・英国・シンガポールの4か国で暗号資産取引所の免許を持つ決済および相対取引の提供者である

Ripple Bull Winkleと別の回が、この4か国の条件からRippleが唯一の候補だと結論した。

Rippleは米国で免許を持つ。カナダで持つ。英国で持ち、イングランド銀行と何年も仕事をしてきた。シンガポール金融管理局からも取っている。(中略)この条件を全部満たすステーブルコイン提供者は他にいない。1つもない。

免許の部分は事実である。そのうえで、募集要項にはもう1つの条件が入っている。Open USD(OUSD)の決済に対応することである。 OUSDは Stripe、Visa、Mastercard を含む決済各社が支える共通ステーブルコインで、8月10日に扱った。そのローンチ先は Solana、Stellar、Base、Polygon であり、XRP Ledger は入っていない。

つまり、この募集で問われているのは「自社のステーブルコインを持っているか」ではなく、「他社の共通ステーブルコインを決済できるか」である。Rippleが選ばれる可能性は残るが、選ばれたとしてもRLUSDが選ばれたことにはならない。同氏が「これでRippleとRLUSDでなければ、この市場は仕組まれている」と述べた部分は、条件を1つ落としている。

DTCCに接続する公開チェーンは、CantonとStellarである

The Crypto Republicが、拡散している「50日で114兆ドル」の主張を自分で解体した。8月18日と8月20日に扱ったのと同じ結論に、独立に到達している。今日足されたのは、接続先のチェーンの一覧である。

一次資料で確認した。

事項内容
SECの無異議書簡2025年12月、DTCに対して事前承認済みチェーン上でのトークン化サービスを認めた
対象資産Russell 1000の構成銘柄、主要な指数ETF、米国債(財務省短期証券・中期債・長期債)
限定的な本番取引2026年7月15日。30社超が参加
全面稼働2026年10月
使われた台帳Besu(私有)と Canton(公開)
2本目の公開チェーンStellar。2026年5月27日に発表、利用可能になるのは2027年前半

7月の本番取引で扱われた業務は、担保の差入、証券貸借、米国債とレポの資金決済同時受渡、株式の同時受渡、受渡対受渡、トークンの移転、中央清算機関の証拠金である。トークンが作れるかではなく、トークンが既存の業務に入れるかを試した段階である。

XRP Ledger は、この一覧に入っていない。作業部会に名前があるのは Ripple Prime で、Hidden Road の買収で得た機関投資家向けのプライム・ブローカレッジ事業である。同氏はここも自分で限定を書いている。

作業部会への参加は、DTCCがXRPを決済資産として選んだことを意味しない。Ripple Prime に排他的な接続が与えられたことも意味しない。DTCCのトークン化サービスがXRP Ledger の上で動くことも意味しない。

さらに1つ、拡散している誤りを潰している。DTCCが2023年に買収したのは、Securrency である。Securrency の技術が DTCC Digital Assets に入り、後の ComposerX の基礎になった。Securitize は別の会社で、5月に公表された作業部会の名簿には入っていない。

評価を書く。レールの側では、Ripple の子会社の名前が機関投資家のトークン化の中心にある。トークンの側で公開チェーンとして名前が出たのは、Canton と Stellar である。8月10日に Open USD について書いた構図と、同じ形が繰り返されている。

Goldman Sachsの8,650万ドルは、6月30日時点の記録である

Crypto Senseiが「大規模な金融機関が世界中で準備を進めている」として扱った材料である。集計元を確認した。

Goldman Sachs が2026年第2四半期の届出で開示したXRP ETFの保有は、5本の商品にわたる8,650万ドルである。内訳は Bitwise が2,576万ドル、Franklin が2,541万ドル、Canary が1,949万ドル、21Shares が821万ドル、Grayscale が766万ドルである。開示された保有としては最大にあたる。

数字の性格を書く。これは6月30日時点の残高で、8月に開示されたものである。今週の買いを示すものではない。そして同社は以前1億5,300万ドルを保有し、そこから全額を落とし、直前の届出では保有ゼロを報告していた。つまり今回の8,650万ドルは、過去の水準の57%までの積み直しである。

「準備を進めている」という読み方は、方向としては誤っていない。ただし数えている対象は、今週の資金ではなく2か月前の残高であり、水準は前の高値を回復していない。

技術・XRPL

XRPLのDEX出来高は、7日で44倍になった

観測点1として追ってきたのは、許可制DEXの実ボリュームと auto-bridging である。昨日は集計の系列が壊れていて、日次の出来高を出さなかった。今日、系列が復旧した。過去の値も整合している。

日付XRPLのDEX出来高
8月15日90万2,425ドル
8月16日106万9,061ドル
8月17日280万9,682ドル
8月18日206万3,651ドル
8月19日1,515万4,301ドル
8月20日2,582万8,666ドル
8月21日3,982万9,083ドル

8月15日から8月21日で、44倍である。昨日「8月19日について206万ドルと記録していたが、同じ系列が今日は1,515万ドルとしている」と書いた場所は、後者で確定した。8月20日の1万224ドルという値も、2,582万ドルに直っている。

読み方を書く。この出来高は、価格が7日で48.5%上げた期間のものである。投機の出来高であって、許可制DEXでも auto-bridging でもない。昨日測った auto-bridging の割合は72時間で0.16%、金額にして約9,300ドルだった。今日、その割合の新しい測定は出ていない。

分母が44倍になったので、同じ0.16%なら auto-bridging を通る量も増えているはずである。だが、それは測られていない。判定の仕方は変えない。auto-bridging がXRPに機構的な需要を作るなら、それは割合に出る。

なおRipple Bull Winkleが、複数通貨がXRPLのDEXを経由して交換される図を紹介したうえで、こう述べている。

XRPの価格にとっては、まだ何も意味しない。 ただ、見ていて面白いというだけだ。

TVLは4,458万ドルで、昨日から増えた。ドル建ての評価額なので、価格が上がれば同じ量でも増える。

XLS-65は14/35、XLS-66は13/35。12日連続で動いていない

一次データで全件を取った。

修正案賛成バリデータ割合前日差
fixCleanup3_3_022 / 3563%+2
BatchV1_116 / 3546%±0
SingleAssetVault(XLS-65)14 / 3540%±0
LendingProtocol(XLS-66)13 / 3537%±0
Batch(XLS-56)12 / 3534%±0
fixXChainRewardRounding12 / 3534%±0
fixBatchInnerSigs10 / 3529%±0
PermissionDelegationV1_17 / 3520%±0
ConfidentialTransfer(XLS-96)5 / 3514%±0
DynamicMPT(XLS-94)5 / 3514%±0
XChainBridge4 / 3511%±0
Sponsor(XLS-68)4 / 3511%±0
PermissionDelegation1 / 353%±0

有効化には28票を14日間連続で維持する必要がある。今日動いたのは fixCleanup3_3_0 の2票だけである。バリデータは昨日22票を動かし、今日は2票だった。

8月20日に発表された融資事業が使う XLS-65 と XLS-66 は、12日連続の据え置きになった。発表から2日が経っても、票は1つも入っていない。

XLS-65/XLS-66に触れた動画は、今日も23本のうち1本も無かった。9日連続でゼロである。

総供給は999億8,562万枚。この24時間の焼却は619枚だった

検証済み台帳106465751番(協定世界時8月22日10時56分)で、総供給は 99,985,625,664 XRP だった。当初の1,000億から約1,437万枚が焼却された計算になる。

昨日の同じ確認は台帳106442849番で99,985,626,283 XRPだった。差は619枚で、そのあいだに閉じた台帳は約22,902である。昨日の480枚から増えた。

今日の価格を掛けると、この24時間で焼かれた手数料は約922ドルにあたる。出来高が129億ドルの日に、である。手数料は極小に設計されているので、これは需要にならない。

市場・オンチェーン

1.49ドル。24時間の高値1.69ドルからは12%下げている

  • XRPは約1.49ドルである。時価総額は約933億ドルで、順位は4位まで上がった
  • 24時間のレンジは1.35ドルから1.69ドルで、24時間で7.7%高、7日間で48.5%高、30日間で31.3%高である
  • 24時間の出来高は約129億ドルで、昨日の約97億8,000万ドルからさらに増えた
  • 2025年7月17日の最高値3.65ドルから、なお約59%下にある

今日の材料で見落としやすいのは、レンジの上端である。24時間の高値は1.69ドルで、現在値の1.49ドルはそこから約12%下にある。3日前に1.00ドルを割っていた資産が、24時間のうちに1.69ドルを付け、そこから1.49ドルへ戻した。上げも下げも同じ速さで動いている。

順位は5位から4位へ上がった。時価総額で抜いたのが何かは、日ごとに入れ替わる位置なので、そこは判定しない。

ETFの平均取得単価まで、あと2%である

昨日、ETFの純資産が10億ドルを超えたのは価格が上がったからで、枚数は動いていないと書いた。今日、枚数の側が動いた。

集計元で確認できたのは、2026年8月20日の純流入1,324万ドルである。3日連続の流入になった。8月18日時点の保有は7本のファンドで9億9,470万枚、累計の純流入は約15億1,800万ドルだった。

Crypto SenseiとThe Bull Winkle Blue Printは、どちらも「10億枚を超えた」と述べている。流入額から逆算すると10億枚をわずかに超える計算にはなるが、集計元の値には届かなかった。

確認できた数字で、平均の取得単価を出す。15億1,800万ドルを9億9,470万枚で割ると、約1.526ドルである。今日の1.49ドルは、その2.4%下にある。昨日は9%下だった。ETFを通じて入った資金の合計は、まだ元本を回復していないが、あと2%である。

Cheeky Cryptoが、今日の材料の中でいちばん正確な区別を置いている。

高いETFの売買代金は、数千万ドルの新しい機関投資家の資金がXRPに直接入ったことを意味しない。(中略)売買代金は持ち分が入れ替わったことを示す。純流入は、ファンドが新しい資本を受け入れたかどうかを示す。 関連はしているが、同じ数字ではない。

同氏が挙げた実例が効いている。Bitwise のXRP ETFは8月19日に約2,277万ドルの売買代金を記録し、5月14日以来の最大だった。同じ日の純流入は約119万ドルである。そして5月14日に同程度の売買代金があった日の流入は約700万ドルだった。売買代金は戻ったが、資金は戻っていない。

累計では Bitwise が約5億1,000万ドルで全体の33%、Canary Capital が約4億6,800万ドルである。

1,874倍の「乗数」は、分子と分母が無関係である

The Bull Winkle Blue Printが全編の柱に据えた主張である。今日の材料の中で、最も具体的に誤っている。

昨日、471万ドルの純流入がXRPの時価総額を120億ドル動かした。 47.1億ドルでも4億7,100万ドルでもない。471万ドルである。1,874倍を超える乗数だ。(中略)これは私の目標ではない。予測でもない。数学である。

現在の流通供給量と1,874倍の乗数で、10億ドルの純流入なら、XRPは40ドルの水準に入る。数学に文句を言いたいなら、1年生に戻って1足す1が2にならないことを証明してきてくれ。

計算そのものは合っている。誤っているのは、分子と分母のあいだに因果があるという前提である。理由を3つ書く。

  1. 同じ24時間に、現物とデリバティブで動いた金額は約129億ドルである。ETFの471万ドルは、その0.04%にも満たない。時価総額を動かしたものの大半は、ETFの外にある。

  2. 乗数が実在するなら、逆向きにも働くはずである。ETFの累計純流入は、この10か月ずっと増え続けて15億1,800万ドルに達した。同じ期間に、XRPは3.65ドルから0.98ドルまで73%下げている。流入と時価総額は、10か月にわたって逆を向いていた。

  3. 線形に外挿すると、10億ドルの流入で時価総額が1兆8,740億ドル増える計算になる。今日の時価総額は933億ドルである。20倍の資金が入ると仮定した結果として、20倍ではなく200倍の時価総額が出てくる。

「数学である」という一文は正しい。数式であることと、正しいこととは別である。誤読のパターンで言えば、規模の数字を成果として提示する型(パターン2)と、単日と累計を取り違える型(パターン5)が重なっている。

空売りの決済と、7年ぶりに薄い在庫

Stock Moeと別の回が、踏み上げの構造を扱った。数字を分けて置く。

昨日確認した集計元では、2026年8月19日から20日の24時間で、暗号資産全体の強制決済は約30億2,000万ドル、うち約92%にあたる約27億7,000万ドルが空売り側だった。空売り側の金額としては、CoinGlassが記録を持つ2021年以降で最大である。

同氏が挙げた12億5,000万ドルという数字は、この2つのどちらとも一致しない。指している期間が別である可能性はあるが、集計元には届かなかった。

構造の説明のほうは、方向ではなく条件で書かれている。

踏み上げは予測ではない。設定である。 火花のタイミングは計れない。

同氏が挙げた条件は、取引所の在庫が16億枚で7年ぶりの低水準にあったこと、価格が下がるあいだに建玉が積み上がり続けていたこと、そして大口が約3億枚を買っていたことである。在庫と大口の数字は、集計元に届かなかった。

そのうえで同氏は、9月15日の採決について慎重な側に立っている。

採決で通るとは思っていない。だが、SECとCFTCが動くとは思っている。GENIUS法のときも採決では通らず、2週間後に通った。

これは昨日の同氏の読みと変わっていない。予測市場が今日4ポイント下げたことと、向きが揃っている。

RLUSDは20億ドルを超えた。10億ドルに先に届いたのはEthereum側である

観測点2として追っているのは、RLUSD以外の通貨建てステーブルコインの厚みである。今日もRLUSD自身の分布を記録しておく。

一次データで取った。

日付XRPL上のRLUSDEthereum上のRLUSD
7月31日8億8,120万ドル7億200万ドル
8月21日9億3,536万ドル9億5,309万ドル
8月22日9億8,836万ドル10億8,500万ドル

合計は20億7,336万ドルで、はじめて20億ドルを超えた。この24時間で、XRPL上は5,300万ドル、Ethereum上は1億3,190万ドル増えている。

数字の並び方に、今日の意味がある。単独で10億ドルに届いたのは、Ethereum側である。Rippleが自ら発行するステーブルコインが、自社の台帳ではないほうで先に節目を越えた。差は約9,664万ドルで、XRPL側はまだ10億ドルに届いていない。

月初来では、XRPLが1億716万ドル増(12.2%)、Ethereumが3億8,300万ドル増(54.6%)である。1日の向きは行き来しているが、1か月の比率は今月ずっと変わっていない。

そして観測点2が数えているのは、これではない。RLUSDはRipple自身のステーブルコインである。EURCV(Société Générale)は今日もXRPL上に存在し、取引されていない。

Cheeky Cryptoが、この構図を別の言い方で書いている。

金融機関がブロックチェーンの資産を決済・財務・保管・トークン化された市場にどう組み込むかを本気で検討しているのは確かである。だがそれは、そのどれかがXRP Ledger を選ぶことの証明にはならない。XRPへの需要を保証するものでは、なおさらない。

ネットワークと価格

  • 総供給は999億8,562万枚で、この24時間の焼却は619枚、金額にして約922ドルである
  • XRPL上のTVLは4,458万ドルで、昨日から増えた。価格が上がった分を含む
  • XRPLのDEX出来高は8月21日で3,982万ドル。8月15日の90万ドルから44倍である
  • 24時間で7.7%高、7日間で48.5%高、最高値からは約59%下

総評

昨日は、迂回路に署名が入った日だった。今日は、その迂回路の最初の会合の中身が出て、議論の中心が予測市場だったことが分かった日である。そして同じ日に、Rippleの最高経営責任者が、会社の売上を今年2倍にすると述べた。

立法の側から書く。

  1. CFTCのイノベーション諮問委員会は8月20日に初会合を開いた。記録に残った3時間の中心は、暗号資産の市場構造ではなく予測市場の自己認証だった。CME の Terrence Duffy 氏が、2025年1月以降に自己認証された約2,500件のイベント契約に規制当局が一度も異議を申し立てていないと述べ、Kalshi の Luana Lopes Lara 氏との応酬になった。

    Rippleの側からは、Garlinghouse 氏がSECとの4年間で外部の法律顧問に1億5,000万ドルを費やし、その期間の採用の80%が米国外だったと述べている。Kraken の最高経営責任者は「新しい規制環境は必要ない」と述べ、DTCCの Frank La Salla 氏は委員長に「招集を続けてほしい。ただし、こういう大きな集まりでなく」と助言した。迂回路の中でも、向きは揃っていない。

  2. 倫理条項は23日目である。ホワイトハウスの会合の当日、Howard Lutnick 商務長官と Armstrong、Dixon、Garlinghouse、Sethi の4氏が別に会っており、その議題に倫理条項とホワイトハウスが名指しで入っていたことが分かった。それでも、7月30日の対案への回答は出ていない。会合が開かれ、議題に入ったことが確認された日にも、回答は無い。

  3. 予測市場は24.5%で、昨日の28.5%から4ポイント下がった。同じ期間にXRPは7日で48.5%上げている。価格と確率が、今日は逆を向いた。Stock Moeは昨日と同じく「採決で通るとは思っていない」と述べており、向きは揃っている。

  4. Warren Davidson 議員が「上院の版は、正直に言えば悪くなり続けている」と述べ、それでも下院はほぼ間違いなく可決すると見込んだ。同氏は規則では足りない理由も自分の言葉で置いている。「仮に Gary Gensler がSECに再任されたとして、それでも安心できるかどうか。これは証券ではないと明確にする法律が要る。」規則で作れる範囲と法律で作れる範囲の違いは、Selig 委員長が昨日置いた順位と同じである。

トークンの問いについては、今日は4つの数字が並んだ。

  1. Garlinghouse 氏が、Rippleは今年前年比で売上を2倍以上にすると述べた。同じ日、XRPは2025年7月の最高値から約59%下にある。第2四半期にはXRPLのステーブルコイン供給が195.4%増え、同じ四半期に価格は約20%下がった。会社の売上が倍になる年と、トークンが最高値の6割下にある年が、同じ年である。

    同氏は時間軸についても述べた。「世界のすべてがオンチェーンに移るのでない限り、伝統的な金融インフラはどこかの時点で重要であり続ける。そしてその移行は、私が生きているより長くかかると思う。」年単位でしか動かないと書いてきた場所に、当事者からの見積もりが入った。

  2. XRPLのDEX出来高が、8月15日の90万ドルから8月21日の3,983万ドルへ、7日で44倍になった。昨日壊れていた集計の系列が復旧し、過去の値も整合した。ただしこれは価格が48.5%上げた期間の出来高であって、許可制DEXでも auto-bridging でもない。昨日測った auto-bridging の割合は72時間で0.16%で、今日その新しい測定は出ていない。判定の仕方は変えない。

  3. DTCCのトークン化サービスに接続する公開チェーンは、Canton と Stellar である。Stellar は2026年5月27日に2本目として発表され、利用可能になるのは2027年前半である。7月15日の本番取引では Besu と Canton が使われ、30社超が担保の差入、証券貸借、米国債とレポの資金決済同時受渡などを実際に処理した。XRP Ledger はこの一覧に入っていない。作業部会に名前があるのは Ripple Prime で、Hidden Road の買収で得た事業である。

    The Crypto Republicが、この区別を自分で書いた。「作業部会への参加は、DTCCがXRPを決済資産として選んだことを意味しない。DTCCのトークン化サービスがXRP Ledger の上で動くことも意味しない。」8月10日に Open USD について書いた構図と、同じ形が繰り返されている。

  4. XLS-65 は14/35、XLS-66 は13/35で、12日連続の据え置きである。8月20日に発表された融資事業が使う2件で、発表から2日が経っても票は1つも入っていない。今日動いたのは fixCleanup3_3_0 の2票だけだった。これらに触れた動画は23本のうち1本も無く、9日連続でゼロである。

市場の側は、こうである。XRPは約1.49ドル、時価総額は約933億ドルで順位は4位、24時間で7.7%高、7日間で48.5%高である。見落としやすいのはレンジの上端で、24時間の高値は1.69ドル、現在値はそこから約12%下にある。3日前に1.00ドルを割っていた資産が、24時間のうちに1.69ドルを付けて1.49ドルへ戻した。上げも下げも同じ速さで動いている。

ETFは8月20日に1,324万ドルの純流入で3日連続になった。8月18日時点の保有9億9,470万枚と累計流入15億1,800万ドルから平均の取得単価を出すと約1.526ドルで、今日の1.49ドルはその2.4%下である。昨日は9%下だった。Cheeky Cryptoが置いた区別が効いている。「売買代金は持ち分が入れ替わったことを示す。純流入は、ファンドが新しい資本を受け入れたかどうかを示す。」Bitwise は8月19日に2,277万ドルの売買代金を記録したが、同じ日の純流入は119万ドルだった。

The Bull Winkle Blue Printが全編の柱にした「1,874倍の乗数」は、分子と分母のあいだに因果があるという前提が誤っている。同じ24時間に現物とデリバティブで動いた金額は約129億ドルで、ETFの471万ドルはその0.04%にも満たない。乗数が実在するなら逆向きにも働くはずだが、累計流入が増え続けた10か月に、XRPは73%下げている。線形に外挿すると、10億ドルの流入で時価総額が1兆8,740億ドル増える計算になる。今日の時価総額は933億ドルである。

RLUSDは合計20億7,336万ドルで、はじめて20億ドルを超えた。単独で10億ドルに届いたのは Ethereum 側である。Rippleが自ら発行するステーブルコインが、自社の台帳ではないほうで先に節目を越えた。月初来ではXRPLが12.2%増、Ethereumが54.6%増で、1か月の比率は今月ずっと変わっていない。

Visaの募集要項には、4か国の免許に加えて Open USD の決済に対応することが入っている。OUSDのローンチ先は Solana、Stellar、Base、Polygon で、XRP Ledger は入っていない。問われているのは自社のステーブルコインを持っているかではなく、他社の共通ステーブルコインを決済できるかである。Rippleが選ばれる可能性は残る。選ばれたとしても、それはRLUSDが選ばれたことにはならない。

情報ソース

  1. [Crypto Sensei] URGENT BRAD GARLINGHOUSE INTERVIEW!!! HE JUST LEAKED IT LIVE?!?! — https://www.youtube.com/watch?v=SoavY0Rt3fA
  2. [Crypto Sensei] WE HAVE THE DATA!!!! XRP EXPLOSION (THEY WANT ALL THE XRP!!!!) — https://www.youtube.com/watch?v=ehhLhy4Hghg
  3. [Crypto Sensei] 🔴 LIVE: XRP PRICE EXPLODES THIS WEEK!!! - Garlinghouse, Trump & New SEC Rules!!! — https://www.youtube.com/watch?v=9rskuMKslLY
  4. [Crypto Sensei] 🚨RIPPLE #XRP IS THE FUTURE OF FINANCE!!! — https://www.youtube.com/watch?v=xLEqilAwaz0
  5. [Crypto Sensei] BREAKING!!!! JD VANCE: XRP WILL HELP PAY US DEBT?!?!!!!! — https://www.youtube.com/watch?v=iSvDGU_dKwc
  6. [Ripple Bull Winkle] 🚨THE CLARITY ACT IS NOT ENOUGH #XRP!!! — https://www.youtube.com/watch?v=QmQCBXHMlnE
  7. [Ripple Bull Winkle] 🚨VISA NEEDS RIPPLE #XRP!!! — https://www.youtube.com/watch?v=AUxRKpIyZr4
  8. [Ripple Bull Winkle] MAJOR RIPPLE ANNOUNCEMENT!!!!! $2500 XRP LEAKED??? — https://www.youtube.com/watch?v=tpwbiiDA0HI
  9. [Ripple Bull Winkle] JAKE CLAVER JUST DROPPED A MAJOR XRP PRICE BOMB!!!! — https://www.youtube.com/watch?v=LmhjWbQosJM
  10. [Ripple Bull Winkle] CLARITY ACT BREAKTHROUGH!!! (XRP BREAK-OUT READY!!) — https://www.youtube.com/watch?v=lYqz4L83ei4
  11. [Ripple Bull Winkle] 🚨#XRP THE BULL MARKET IS COMING!!? — https://www.youtube.com/watch?v=AlsKSfImZ1c
  12. [Digital Outlook] XRP No One’s Ready For XRPs Next Move!💥 — https://www.youtube.com/watch?v=fwjt9iEBFa8
  13. [Digital Outlook] XRP On Our Way To Double Digits and Beyond! BOOoom!💥 — https://www.youtube.com/watch?v=2gPB7Gw-71Q
  14. [The Bull Winkle Blue Print] BREAKING: IS $1000 POSSIBLE NOW?!! 1874X XRP MULTIPLIER! — https://www.youtube.com/watch?v=EzQg1RCv_NY
  15. [The Bull Winkle Blue Print] DON’T SELL YOUR XRP! 🚨 THE BOTTOM IS IN & IT’S HUGE! — https://www.youtube.com/watch?v=ht5bqb0q8x4
  16. [Cheeky Crypto] XRP’s next bull market may be completely different — https://www.youtube.com/watch?v=75IlIoReDCA
  17. [Cheeky Crypto] XRP Just Sent a Very Different ETF Signal — https://www.youtube.com/watch?v=lmOik3KY4FE
  18. [Stock Moe] XRP SHORT SQUEEZE 🚨 You Need To Know This BEFORE Monday! — https://www.youtube.com/watch?v=hhPeq3KBL4Q
  19. [Stock Moe] XRP SHORT SQUEEZE IS HAPPENING 🚨 Know This BEFORE FRIDAY ‼️ — https://www.youtube.com/watch?v=GSIlTIgFYHk
  20. [Paul Barron Network] CFTC Crypto Meeting Turns Into A Brawl!🔥DeFi vs TradFi — https://www.youtube.com/watch?v=UdtPh4Kru4o
  21. [Paul Barron Network] Crypto Market Disbelief🚀Technical Analysis @EvanAldo — https://www.youtube.com/watch?v=Xm-V8_-C8zg
  22. [Paul Barron Network] Crypto CLARITY vs Privacy🚨Rep. Warren Davidson INTERVIEW — https://www.youtube.com/watch?v=XE7A16JfJCw
  23. [The Crypto Republic] This DTCC Change Could Send XRP to $114 Trillion…Here’s Why! — https://www.youtube.com/watch?v=sbuWHcDp3O8

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