Fedの「痩せた口座」——10か月前の演説である。そして入口には銀行免許が要る
主要ニュース
Fedの「痩せた口座」——10か月前の演説である。そして入口には銀行免許が要る
今日いちばん大きく扱われた材料であり、今日いちばん日付と条件がずれていた材料でもある。
事実関係を確認した。
- Federal Reserve 理事の Christopher Waller 氏が「支払口座(payment account)」の構想を述べたのは、2025年10月21日である。第1回 Payments Innovation Conference の冒頭発言だった
- 2025年12月、理事会は6対1でこの構想への意見公募を決めた。反対したのは Michael Barr 理事で、理由はマネーロンダリングとテロ資金供与への手当てが不十分であることだった
- 正式な提案が出たのは2026年5月20日である。連邦官報への掲載は5月26日で、意見の受付は掲載から60日、つまり7月下旬に締め切られている
- 口座の中身は、準備銀行の決済サービスへの限定的な接続である。残高に利息は付かない。 日中当座貸越も、割引窓口からの借入も使えない。残高上限が課されうる。残高がゼロになれば支払は拒否される
- Waller 氏は最終規則を2026年末までにまとめることを目標としている
ここまでは、発信者の説明と大きく食い違わない。食い違うのは、誰がこの口座を開けるかである。
Crypto Senseiは「Ripple の銀行免許の申請が却下されても、こちらの道がある」と述べた。逆である。
2025年11月、Waller 氏は自分の構想について補足し、支払口座は免許を持つ預金取扱機関にのみ開かれると述べている。5月の提案文でも、対象は「法的に適格な金融機関」であって、連邦預金保険の有無は問わないが、適格性そのものは既存の法令とリザーブバンクの裁量に従う。免許を持たないフィンテックのための迂回路として設計されてはいない。
そしてRippleが2025年12月に得たのは、国法信託銀行の条件付き認可である。信託銀行は通常の預金を受け入れられない。支払口座は、銀行免許を取らずに済ませる道ではなく、銀行免許を取った先にある道である。
意見公募は7月に閉じ、いまは最終規則を書く段階にある。速報ではない。
ホワイトハウス会合——Trump大統領の出席が確定した。そして回答は17日目である
昨日は、大統領本人の出席を「予定」と報じた社と「不明」とした社があった。今日、確定した。
事実関係を確認した。
- 8月19日、Trump大統領が自ら議長を務める形で会合が開かれる。場所はホワイトハウス隣の Eisenhower Executive Office Building である
- 出席が見込まれるのは Coinbase、a16z、Ripple、Chainlink、Kalshi、Paradigm、Digital Chamber である。Kraken、Gemini、NYSE、Nasdaq も招かれている
- SEC委員長 Paul Atkins 氏の出席は確定、CFTC委員長 Michael Selig 氏は出席見込みである
- 翌8月20日、CFTCのイノベーション諮問委員会が初会合を開く
Brad Garlinghouse 氏の出席については、推測ではなく構造で説明がつく。同氏は2026年2月12日、CFTCのイノベーション諮問委員会の委員に指名されている。委員は35名で、Coinbase の Brian Armstrong 氏、a16z crypto の Chris Dixon 氏、Chainlink Labs の Sergey Nazarov 氏、Kalshi の Tarek Mansour 氏、Paradigm の Alana Palmedo 氏、Nasdaq・CME・Cboe・FIA・ISDA の各代表が並ぶ。翌日の初会合に出る人物が、前日の会合の場にいる可能性は高い。
Crypto Senseiは「個人的にそう思う」と断ったうえで同じ推論をしており、断り方は正確だった。
そして数えている数字は、今日も変わらない。7月30日に送られた Tillis・Gallego 対案そのものへの回答は、まだ無い。17日目である。
上院は9月14日まで戻らない。クローチャー採決は9月15日午後2時15分に設定されている。8月19日に集まるのは、票を持たない人たちである。
Hawley議員が、名前で反対側に立った
第404条をめぐる内訳に、共和党側から明示的な反対が1つ加わった。
事実関係を確認した。Punchbowl News の Brendan Pedersen 氏の取材である。
- Josh Hawley議員(共和・ミズーリ)は、現在の形での法案の前進に公然と反対した最初の共和党議員である
- 理由はコミュニティバンクへの影響である。同議員は、州内の農業関係者がコミュニティバンクからの大規模な預金流出を懸念していると述べている
- 同議員はGENIUS法にも賛成していない
- 事務所との協議は続いているとされる
8月14日に Politico の内訳(Curtis議員、Rounds議員、そして「最大5人」)を扱い、8月15日に Citigroup のCEOが加わった。今日、そのうちの1人が名前と理由つきで確定した形である。
Crypto Senseiの票読みは、この前提の上では筋が通っている。
少なくとも10人から12人の民主党議員が党派を越える必要がある。
60票の内訳から共和党の確実な反対が抜けていくと、必要な民主党の票はその分だけ増える。第404条は、条文の争いであると同時に、票の算術でもある。
McHenry氏の「預金流出は作り話である」。そして本人の挙げた数字は、実際より小さい
事実関係を確認した。元下院金融サービス委員長の Patrick McHenry 氏が Bloomberg で述べたものである。
ステーブルコインの利回り商品は4年も5年も市場にある。預金流出は起きていない。大学からも、連邦準備制度からも、政府の他の機関からも、この預金流出の議論が銀行業界の作り話であることを示す研究がいくつも出ている。
銀行業界と銀行のロビイストは、アメリカの小規模銀行の死を止めてこなかった。金融危機の前と比べて、銀行は2,000行少ない。 その多くは、この国で銀行であることの費用に関係している。銀行のロビーはそこに実質的な手を打ってこなかった。だから彼らは矛先を暗号資産へ向けている。
同氏は Clarity法案について「年内に可決される」「問われているのは時期であって、可否ではない」とも述べている。
数字を確認した。FDICの集計では、保険対象の商業銀行は2007年末の7,282行から、2026年第1四半期の3,763行へ減っている。約3,500行である。「2,000行少ない」より大きい。
方向が同じで幅が違うので、この訂正は同氏の主張を弱めない。むしろ強める。ステーブルコインが存在しなかった時期に、銀行の数は本人が述べたよりも大きく減っている。
8月15日に扱った「この10年で800から900行が独立した機関として消えた」という整理とも、期間が違うだけで矛盾しない。
Florida SB 314は3月7日である。そして利息の扱いは、連邦法に預けてある
The Bull Winkle Blue Printが「Citi のCEOが camera の前に出たのと同じ週に、Florida が独自にやった」として全編の柱に置いた材料である。
事実関係を確認した。
- Florida州上院が SB 314 を37対0で可決したのは、2026年3月7日である。5か月前であり、同じ週ではない
- 内容は州レベルの支払ステーブルコインの規制枠組みで、州の資金洗浄防止法の対象に発行体を加え、一定のステーブルコインが証券でないことを明確にし、州外の発行体に州の金融規制当局への届出を求めるものである
- 連邦のGENIUS法に整合する形で組まれている。全米で最初の州レベルの枠組みである
- 同日、CS/CS/SB 1440 も成立した。仮想通貨事業者などの非公開情報の保護を広げるものである
そして条文の中身のほうが重い。
この法律は、ステーブルコインへの利息の支払を、連邦法が禁じる場合には禁じる。つまり争点そのものを州で決めていない。連邦法に預けてある。
発信者は「Florida が枠組みを作るたびに、RLUSD が動ける市場が広がる。Texas が続けば同じ話で、New York が続けば、連邦の法案が通らなくてもアドレサブル市場は広がり続ける」と述べた。第404条について言えば、逆である。州が増えても、報酬の可否は上院の一文が決める。州法は、その一文の下流にある。
機関投資家・パートナーシップ
Ripple Treasury に繋がっている銀行の一覧が出た。繋がっているのは財務管理である
昨日、Ripple Treasury が昨年処理した13兆ドルのうちXRPとRLUSDを通ったものがゼロだったことを書いた。今日は、その13兆ドルがどの銀行と繋がっているかの名簿が出た。
事実関係を確認した。
- Ripple Treasury の ClearConnect の接続先には、Bank of America、Deutsche Bank、Goldman Sachs、HSBC、J.P. Morgan Chase、PNC、U.S. Bank、Citibank、Wells Fargo が含まれる
- Gateway 経由では DBS、OCBC、ICBC、Barclays、BNP Paribas などが使える
- これらの接続は財務管理のための銀行接続であって、XRPの利用ではない
- American Airlines がRipple Treasuryを使っている。同社のグローバル銀行・財務サービス担当ディレクター Ryan Miller 氏の発言として「財務管理業務を1つに集約した価値は期待を上回った」が公表されている
- Coca-Cola を含む1,100社超が、この上でのオンチェーン決済を検討している段階にある
Crypto Senseiが、限定を自分で書いた。
XRPとRLUSDは、任意の決済手段である。
材料を出した本人が上限を書く例は、これで6日連続になった。
そして構造は昨日と同じ場所に着く。名簿に並んでいるのは、世界の企業資金の大半を扱う銀行である。並んでいる理由は、Ripple が2025年10月に10億ドルで買った財務管理システムが、もともとそれらの銀行と繋がっていたからである。買った先にトークンが「選択肢として置かれた」段階にある、という昨日の記述は、名簿が1枚増えても変わらない。
Vast Bank——買収は2024年6月である。そして走っている台帳を、XRP Ledgerだと確認できない
The Bull Winkle Blue Printが「今週、元Fed職員が銀行を買った。FDIC保険つきの米ドルが、いまその銀行を通じてXRP Ledger の上を24時間走っている」として全編の柱に置いた。今日いちばん検証すべき材料である。
人物は確認できた。Greg Kidd 氏である。
- Federal Reserve 理事会の決済部門に2002年から2004年まで在籍した
- Ripple の初期社員(10人目)で、Chief Risk Officer を務めた
- Nevada州第2選挙区から無党派で連邦議会に立候補している
- Twitter、Square、Coinbase、Robinhood、Solana の初期投資家でもある
そのうえで、日付と場所と台帳の3つが違う。
日付。 同氏の Vast Bank への5,300万ドルの出資が完了したのは、2024年6月である。2年2か月前であり、今週ではない。当初の発表は2023年末で、額は4,800万ドルだった。
場所。 Vast Bank は Oklahoma州 Tulsa のコミュニティバンクである。Nevada は、同氏が立候補している選挙区である。
台帳。 ここが本題である。
- 2025年10月23日、Kidd 氏が会長兼CEOを務める USBC, Inc. が、Uphold および Vast Bank と組んで小口向けのトークン化預金を出すと発表した。Uphold の顧客が米ドルの預金口座を開き、Vast Bank にある預金のデジタル表現を保有・移転できるようになる、というものである
- 提供の開始は「2026年から」とされている
- 走る台帳は、発表資料では「USBCのプライバシー保護型ブロックチェーン」「米国の金融規制に適合する許可制ブロックチェーン」と書かれている。XRP Ledger の名前は出てこない
- 預金は、限度と要件の範囲でFDIC保険の対象となるよう設計されており、Regulation E の保護も受ける
- ステーブルコインと違い、部分準備の銀行預金である
Kidd 氏本人が、XRP Ledger の上に預金トークンを出す意向を公に述べていることは確認できた。意向と、いま稼働している台帳は、別である。
そしてもう1つ、内部的な整合で判定できる。プライバシー保護型の預金トークンは、素のXRP Ledger の上では今日まだ動かせない。秘匿移転の修正案(ConfidentialTransfer)は、35のバリデータのうち2しか支持していないからである。
ポンドとユーロについても、同氏の計画としては確認できるが、稼働しているとは確認できなかった。
そのうえで、この材料の構造は書いておく価値がある。発信者は「正面の扉が働いていないから、裏口が作られた」と読んだ。今日の1本目と合わせると、逆に見える。支払口座には銀行免許が要る。Kidd 氏がしたのは、免許を持つ銀行を買うことである。裏口ではない。同じ正面の扉を、他人が先に通っただけである。
X Money は6%を払っている。ステーブルコインではなく、銀行預金として
今日いちばん第404条に効く材料は、XRPの話として出てこなかった。
事実関係を確認した。
- 2026年7月27日、X Money が米国で本格展開に入った。41州とワシントンD.C.が対象で、New York と Massachusetts は送金業の免許が無いため除かれている
- 預金口座と銀行機能を提供しているのは Cross River Bank である。Visa のデビットカードが付く
- Premium+ の利用者には最大6%の年利が付く。対象の決済には3%のキャッシュバックがある。個人間の送金は無料、外貨手数料は無料、ATM手数料は払い戻される
- 提供開始時点で、ビットコインもステーブルコインも暗号資産の入口も1つも無い
ここに、5団体が上院で削除を求めている条文を重ねる。
銀行団体が求めているのは、第404条のうち、残高と保有期間に連動する報酬をステーブルコインに認める一文の削除である。理由は、預金に報酬が乗ればコミュニティバンクから預金が流出することである。
その一文が争われている同じ8月に、ソーシャルネットワークの決済機能が、免許を持つ銀行を通じて、ドル残高に6%を払っている。 ステーブルコインの枠組みの外側であり、いま合法である。McHenry 氏の「預金流出は起きていない」も、Hawley議員の「大規模な流出が起きる」も、この商品には触れていない。
条文が塞ごうとしている経路と、実際に開いている経路は、同じ場所ではない。
そしてXRPの側の材料は、この上に乗っている。
- RippleX のエンジニアリング責任者である J. Ayo Akinyele 氏が、Musk 氏から X Money 経由で25ドルを受け取ったあと、公開の場で「RLUSD への対応はいつか」と尋ねた
- XRPについて問われて、「Musk 氏の注意を引ければ、XRPも間違いなく入る」と答えた
- X、Musk 氏、Ripple のいずれからも、発表は無い
Cheeky Cryptoの整理が、今日いちばん正確だった。
これは発表ではない。統合でもない。契約書でもない。実際にそこで働いている人物からの、自信の表明である。
X Money は、退屈な金融の層を先に作った。口座、決済、カード、送金。配管である。退屈なインフラは、実験的なものの前に来ることが多い。
同氏は、Musk 氏が2024年10月にXRPとXRP Ledgerについて問われた際、暗号資産一般の話に寄せてXRPの是認を避けたことも挙げている。
技術・XRPL
6件の投票率が出た。4件は35のうち2である
昨日、xrpld 3.3.0 の6つの修正案について「35のうち28という同じ壁の前に、いま8件が並んでいる」と書いた。今日、その6件の投票率を一次データで取った。
| 修正案 | 賛成バリデータ | 割合 |
|---|---|---|
| SingleAssetVault(XLS-65) | 14 / 35 | 40% |
| LendingProtocol(XLS-66) | 13 / 35 | 37% |
| Batch(XLS-56) | 12 / 35 | 34% |
| ConfidentialTransfer(XLS-96) | 2 / 35 | 6% |
| DynamicMPT(XLS-94) | 2 / 35 | 6% |
| Sponsor(XLS-68) | 2 / 35 | 6% |
| PermissionDelegationV1_1(XLS-75) | 2 / 35 | 6% |
有効化には28票を14日間連続で維持する必要がある。
昨日の書き方を1つ精密にする。並んでいるのは8件だが、列に入っているのは3件である。 残る4件は2票であり、壁の前ではなく、まだ入口にいる。ソフトウェアに含まれることと、投票が始まることのあいだにも、距離がある。
そして秘匿移転が6%であることは、今日の Vast Bank の材料の判定にそのまま使える。
XLS-65は40%、XLS-66は37%。6日連続で動いていない
| 修正案 | 8月12日 | 8月13日 | 8月14日 | 8月15日 | 8月16日 |
|---|---|---|---|---|---|
| XLS-65(SingleAssetVault) | 約40% | 約40% | 約40% | 約40% | 14/35=40%。据え置き |
| XLS-66(LendingProtocol) | 37%超 | 37%超 | 37%超 | 37%超 | 13/35=37%。据え置き |
Ripple 自身が両方に賛成票を投じている。それでも動いていない。
そして今日、この2件に触れた動画は15本のうち1本も無かった。3日連続でゼロである。
焼却は1日463枚である。供給が半分になるまでに約30万年かかる
今日いちばんトークンの問いに効く数字が、推進側の発信から出た。
The Crypto Republicが挙げた数字である。
- 206日前の総供給は 99,985,726,061 XRP
- 直近の総供給は 99,985,630,555 XRP
- 差は 95,506 XRP。1日あたり約463枚
同氏は自分で上限も書いた。
これは即座の供給ショックではない。総供給と比べれば極めて小さく、これ単体が大きな価格の触媒になると言うのは誤解を招く。
数字を確認した。XRPScan の集計で、焼却の累計は2026年7月時点で約1,440万XRPである。総供給999.8億に対して約0.0144%にあたる。取引ごとの基本手数料は0.00001 XRP(10 drops)で、これは誰にも渡らず消える。
計算しておく。1日463枚のまま続いたとして、供給が半分の約500億枚になるまでに約30万年かかる。5億枚まで減らす場合の試算として約48万年という数字も公表されている。桁は一致する。
8月12日に、決済263万4,440件に対する焼却が約26 XRPだと計算した。日次の焼却が数百枚になるのは、混雑時の手数料の逓増と、口座削除のように高い手数料を伴う取引種別があるからである。着く場所は変わらない。手数料は極小に設計されているので需要にならない——観測点として最初に置いた前提の、いちばん長い時間軸での確認である。
レールとして選ばれた先が、また1つ増えた
The Bull Winkle Blue Printが挙げた BIS の Project Agorá について、数字を確認した。
- 2026年7月30日、BIS が実取引の試験の完了を公表した
- 参加したのは28行と5つの中央銀行である。JPMorgan、Citi、UBS、Lloyds、CaixaBank などが含まれる
- 30件の国際送金を、6通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円、スイスフラン、韓国ウォン)で、80秒以内に決済した。金額は約80万スイスフランである
- 使われたのはトークン化された中央銀行準備と商業銀行預金である。USDCやUSDTのようなステーブルコインではない
発信者は「Ripple がそのうち7、8行と直接の提携を持つ」と述べた。提携の有無はここでは判定しない。判定できるのは、この仕組みが中立のブリッジ資産を使っていないことである。6通貨を80秒でつないだ経路に、第三の資産は入っていない。
観測点1として追っているのは、XRPL の DEX の auto-bridging である。直接の板が薄いペアで、プロトコルが自動的に A→XRP→B の経路を作る。Agorá は、両岸が中央銀行の準備で繋がるなら橋は要らない、という形の実測である。
市場・オンチェーン
取引所の残高は7年ぶりの低さである。そして昨年12月からそこにいる
Stock Moeが「コイル(ばね)の設定である」として扱った数字である。
事実関係を確認した。
- 取引所にあるXRPは約16億枚で、7年ぶりの低さである
- 2025年10月のピークは37.6億枚だった。約57%の減少である
- その減少が起きたのは、2025年10月8日から12月末までの3か月弱である
読みを書く。数字は正しい。ただし、これは今週の出来事ではない。残高は8か月前からこの水準にあり、その8か月のあいだ価格は下がり続けた。
「取引所に売り物が少ないから、良い報せが1つ来れば跳ねる」という組み立ては、8か月ぶんの反証を既に持っている。同じ数字を扱った報道の見出しが「では、なぜ価格は動かないのか」であるのは、その意味では正確である。
クジラは店頭で買っているのか
2日続けて書いてきた問い——大口が買っているのに価格が動かない——に、Digital Outlookが機構での説明を与えた。
大口が動くときは店頭取引(OTC)である。ブローカーが買い手と売り手を市場の外で突き合わせる。だから取引所の板を通らず、価格を動かさない。ウォレットの残高にだけ現れる。
機構の説明としては正しい。そのうえで2つ書いておく。
- これは「なぜ上がらないか」の説明であって、「いずれ上がる」の根拠ではない。板の外で成立した価格は、板の上の価格とほぼ同じ水準である、と同氏自身が述べている。安く仕込んでいるわけではない
- 同じ論理は売りにも働く。店頭で買えるなら、店頭で売れる
なお、同氏が「現物ETFなので原資産のXRPを持たなければならない」として挙げた Bank of Montreal の開示は、8月14日に扱った323株と20株である。うち ProShares Ultra XRP は2倍のレバレッジ商品で、スワップと先物で組まれており、現物のXRPを保有しない。
価格
- XRPは約1.00ドルである。金曜夕方の24時間レンジは0.9996ドルから1.01ドルだった
- 時価総額は約628億ドル、24時間の出来高は約8億7,500万ドルで、順位は6位である
- 52週高値の3.38ドルからは約70%下である
- 米国の現物XRP ETFは7本で、運用資産の合計は8月15日時点で約9億9,400万ドルである
予測市場は下を向いた
| 出所 | 対象 | 確率 |
|---|---|---|
| Polymarket | 2026年中の成立 | 19% |
| Polymarket(Stock Moeの読み上げ) | 同上 | 20% |
| 別の集計(同) | 同上 | 18% |
| Galaxy Research | 同上 | 30% |
| Polymarket(The Crypto Republicの読み上げ) | 2028年1月1日までの成立 | 43% |
8月13日に17%、8月14日に21%へ上がり、今日は19%である。2月のピークは82%だった。
そして最後の行は対象が違う。2028年までという別の設問であり、2026年中の確率と並べて読めない。同氏は「議会の予測ではなく市場の期待の反映である」と正しく断っている。
総評
昨日は、片方の規制当局が扉を閉じ、もう片方が開けた日だった。今日は、開いていると言われた扉に、条件が付いていた日である。
立法の側から書く。
-
Federal Reserve の「支払口座」は、2025年10月21日の Waller 理事の演説に始まり、2025年12月に6対1で意見公募が決まり、正式な提案は2026年5月20日に出ている。意見の受付は7月下旬に閉じ、いまは最終規則を書く段階にある。目標は2026年末である。
そして条件が決定的である。Waller 氏は2025年11月に、この口座が免許を持つ預金取扱機関にのみ開かれると補足している。免許を持たないフィンテックのための迂回路ではない。Rippleが2025年12月に得たのは国法信託銀行の条件付き認可であり、信託銀行は通常の預金を受け入れられない。支払口座は、銀行免許を取らずに済ませる道ではなく、取った先にある道である。
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ホワイトハウス会合は8月19日で、Trump大統領が自ら議長を務めることが確定した。場所は Eisenhower Executive Office Building である。Coinbase、a16z、Ripple、Chainlink、Kalshi、Paradigm、Digital Chamber が見込まれ、Kraken、Gemini、NYSE、Nasdaq も招かれている。Atkins 委員長の出席は確定、Selig 委員長は見込みである。
Brad Garlinghouse 氏については、推測ではなく構造で説明がつく。同氏は2026年2月12日にCFTCのイノベーション諮問委員会の35名の1人に指名されており、その初会合が翌8月20日にある。
そのうえで、位置づけは昨日と変わらない。上院は9月14日まで戻らない。集まるのは票を持たない人たちである。クローチャー採決は9月15日午後2時15分に設定されている。7月30日に送られた Tillis・Gallego 対案そのものへの回答は、今日も無い。17日目である。
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Hawley議員が、現在の形での前進に公然と反対した最初の共和党議員になった。理由はコミュニティバンクであり、州内の農業関係者が大規模な預金流出を懸念していることを挙げている。同議員はGENIUS法にも賛成していない。
8月14日の Politico の内訳(Curtis議員、Rounds議員、「最大5人」)と、8月15日の Citigroup のCEOに、今日、名前と理由が1つ加わった。共和党の確実な反対が増えるぶん、60票に必要な民主党の票は増える。
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McHenry 氏は Bloomberg で「預金流出は銀行業界の作り話である」「Clarity法案は年内に可決される」と述べ、根拠として「金融危機の前と比べて銀行は2,000行少ない」を挙げた。FDICの集計では、保険対象の商業銀行は2007年末の7,282行から2026年第1四半期の3,763行へ、約3,500行減っている。同氏の数字より大きい。方向が同じで幅が違うので、この訂正は主張を弱めない。
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Florida の SB 314 は、37対0で可決された全米初の州レベルのステーブルコイン枠組みである。ただし可決は2026年3月7日で、5か月前である。そして条文は、ステーブルコインへの利息の支払を、連邦法が禁じる場合には禁じている。争点そのものを州で決めていない。州が何州続いても、報酬の可否は上院の一文が決める。
トークンの問いについては、今日は数字が3つ出た。すべて推進側の発信から出て、すべて同じ向きを指している。
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Ripple Treasury に繋がる銀行の名簿が出た。Bank of America、Deutsche Bank、Goldman Sachs、HSBC、J.P. Morgan Chase、PNC、U.S. Bank、Citibank、Wells Fargo、そして Gateway 経由で DBS、OCBC、ICBC、Barclays、BNP Paribas である。American Airlines の担当者の「期待を上回った」という評価も公表されている。
接続の中身は財務管理である。そしてCrypto Senseiが自分で書いた。「XRPとRLUSDは、任意の決済手段である。」昨日の13兆ドルとまったく同じ場所に着く。材料を出した本人が上限を書く例は、6日連続になった。
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xrpld 3.3.0 の6件について、一次データで投票率を取った。Batch が12/35で34%、残る4件——ConfidentialTransfer、DynamicMPT、Sponsor、PermissionDelegationV1_1——は、いずれも35のうち2である。
昨日「同じ壁の前に8件が並んでいる」と書いた。精密にすると、列に入っているのは3件で、4件はまだ入口にいる。そしてXLS-65は14/35で40%、XLS-66は13/35で37%、6日連続の据え置きである。この2件に触れた動画は今日15本のうち1本も無く、3日連続でゼロだった。
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焼却は1日約463枚である。The Crypto Republicが206日で95,506枚という実測を出し、「これ単体が大きな価格の触媒になると言うのは誤解を招く」と自分で断った。累計の焼却はXRPScanの集計で約1,440万枚、総供給999.8億に対して約0.0144%にあたる。
1日463枚のまま続いたとして、供給が半分になるまでに約30万年かかる。8月12日に263万件の決済に対する焼却を約26 XRPと計算したのと、着く場所は同じである。ただし今回のほうが時間軸が長いぶん、はっきりしている。
そして今日、レールが選んだ先の記録が2件そろった。
BIS の Project Agorá が7月30日に実取引の試験を終えた。28行と5中央銀行が、30件の送金を6通貨で80秒以内に決済した。使われたのはトークン化された中央銀行準備と商業銀行預金である。両岸が中央銀行の準備で繋がるなら、中立のブリッジ資産は要らない。観測点1の反対側からの実測にあたる。
X Money が7月27日に米国で本格展開に入った。41州とD.C.、Cross River Bank の預金口座、Visa のデビットカード、最大6%の年利、3%のキャッシュバックである。暗号資産は1つも載っていない。RippleX のエンジニアリング責任者が Musk 氏に RLUSD への対応を公開で尋ね、XRPについて「注意を引ければ間違いなく入る」と述べたが、X、Musk 氏、Ripple のいずれからも発表は無い。
この2件目が、今日いちばん静かに効いている。
銀行団体5つが上院で削除を求めているのは、残高と保有期間に連動する報酬をステーブルコインに認める一文である。その一文が争われている同じ8月に、ソーシャルネットワークの決済機能が、免許を持つ銀行を通じて、ドル残高に6%を払っている。ステーブルコインの枠組みの外側であり、いま合法である。条文が塞ごうとしている経路と、実際に開いている経路は、同じ場所ではない。
Vast Bank も、同じ形をしている。Greg Kidd 氏は元Fed職員で元RippleのCROである。同氏がVast Bankへの5,300万ドルの出資を完了したのは2024年6月であり、今週ではない。USBC・Uphold・Vast Bank の小口向けトークン化預金の発表は2025年10月23日で、提供は「2026年から」とされている。走る台帳は発表資料で「USBCのプライバシー保護型ブロックチェーン」と書かれており、XRP Ledger の名前は出てこない。同氏がXRPL上に預金トークンを出す意向を述べていることは確認できたが、意向と稼働は別である。そして秘匿移転の修正案は、35のうち2票である。
発信者はこれを「正面の扉が開かないから作られた裏口」と読んだ。今日の1本目と重ねると、逆に見える。支払口座には銀行免許が要る。同氏がしたのは、免許を持つ銀行を買うことである。裏口ではなく、同じ正面の扉である。
市場は今日も何も評価していない。XRPは約1.00ドルで、金曜夕方のレンジは0.9996ドルから1.01ドルだった。時価総額は約628億ドル、52週高値の3.38ドルから約70%下である。ETFは7本で運用資産の合計は約9億9,400万ドルである。取引所にあるXRPは約16億枚で7年ぶりの低さだが、その水準になったのは昨年12月で、以来8か月のあいだ価格は下がり続けた。予測市場は2026年中の成立を19%に置いている。
休会は9月14日まで。残り約4週間で見るものは4つで、順位は変えない。
- 超党派の倫理合意。ホワイトハウスの回答は17日目でまだない。8月19日の会合には大統領本人が出るが、票を持つ人はいない
- 第404条の文言。銀行団体5つが求めているのは、残高の保有期間に連動する報酬を認める一文の削除である。8月11日から動いていない。今日、Hawley議員が名前で反対側に立った。そして同じ報酬が、ステーブルコインの外側では既に6%で払われている
- XLS-65/66の投票率。14/35と13/35で6日連続の据え置き。80%を14日間連続で維持できるか。ここがトークンの問いの本線である。そして同じ壁の手前にいる残り4件は、いずれも2票である
- XRPL上のRWAの参加者数。44億ドルに対して199アカウント。分子ではなく分母を見る。今日は1日463枚の焼却が、同じ形をしていた
この4週間、立法は動かない。今日は3番が6日続けて止まり、その外側で、Fedの口座に免許という条件が付き、州法が争点を連邦法へ預け返し、決済アプリが6%を払っていた。
情報ソース
以下の2026-08-16取得分(15本)を基にまとめた。
- [Crypto Sensei] HOLY MOLY THEY JUST SAID IT XRP??!!! (GET READY!!) — https://www.youtube.com/watch?v=TnhC-oklZw4
- [Crypto Sensei] WE HAVE 30 DAYS XRP!!!! FRANKLIN TEMPLETON XRP BOMBSHELL! — https://www.youtube.com/watch?v=zpO-UqBqkN4
- [Crypto Sensei] 🚨MASSIVE #XRP UPDATE!!! — https://www.youtube.com/watch?v=I_618BVqZW4
- [Crypto Sensei] XRP CLARITY ACT WHITE HOUSE MEETING CONFIRMED!!??! — https://www.youtube.com/watch?v=LYjCJFYpwYs
- [Crypto Sensei] XRP JUST LEAKED AS THE GLOBAL INFASTRUCTURE!??! — https://www.youtube.com/watch?v=q2V3j7-KnEU
- [Ripple Bull Winkle] 🚨THE CRYPTO RESERVE IS STRATEGIC!!! #XRP — https://www.youtube.com/watch?v=RR4e1tQ9Iy8
- [Ripple Bull Winkle] XRP HOLDERS NEED TO LISTEN NOW! (THE ONLY ONE) — https://www.youtube.com/watch?v=scb2oUnQmzY
- [Ripple Bull Winkle] MASSIVE ANNOUNCEMENT FROM RIPPLE!!!!!!! (BIGGEST OF 2026) — https://www.youtube.com/watch?v=AoTlEOmlG8M
- [Digital Outlook] XRP Major Banking Giant Just Revealed Massive XRP Exposure! BOOOOM!💥 — https://www.youtube.com/watch?v=-Y49LFJdbvs
- [The Bull Winkle Blue Print] The Hidden XRP Deal Trump Didn’t Want You To Know!! — https://www.youtube.com/watch?v=wOKDpaMQFGU
- [The Bull Winkle Blue Print] XRP HOLDERS: I GOT BIG NEWS (DO THIS IMMEDIATELY) — https://www.youtube.com/watch?v=lYR84k6Ohco
- [Cheeky Crypto] XRP Rebounded Every Time This Happened… Is Q3 Next? — https://www.youtube.com/watch?v=R8d6vhgcimg
- [Cheeky Crypto] XRP and Elon Musk Just Got Interesting — https://www.youtube.com/watch?v=s-vmfWZ91Cw
- [Stock Moe] 18% ODDS 🚨 The Week Washington Abandoned XRP and Whales Bought It — https://www.youtube.com/watch?v=8HdL2KAXlto
- [The Crypto Republic] The Bear Market Reversal: Why $100 XRP Is Closer Than You Think! — https://www.youtube.com/watch?v=QTGuDobM47E
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